デイリー新潮 週刊新潮WEB取材班 2019年10月4日 掲載
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191004-00586003-shincho-ent
“エガちゃん”こと江頭2:50(54)を、最近、テレビで見かけない。準レギュラー番組だった「『ぷっ』すま」(テレビ朝日)と「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ)が、いずれも昨年3月31日を以て終了したことが大きい。年に数回は出ていた「アメトーーク!」(テレ朝)も、昨年12月30日の年末SPに出たのが最後だ。とはいえ、ネット配信の番組は続いているから、体調不良と言うことでもなさそうだ。
ひょっとして、番組からお呼びがかからないということ?
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キワモノ芸人といわれて久しいエガちゃん。黒のスパッツに上半身は裸、寂しくなった頭髪を振り乱しながら、スタジオでドッテンバッタンと大暴れし、揚げ句の果てに全裸となって客席にダイブ――。
「日経エンタテインメント!」の“嫌いな芸人”ランキングでは、2002年から10年までは不動の9連覇。14年に1位に返り咲き、翌15年も1位に輝いている。
民放プロデューサーが言う。
「ある意味、大したものです。芸人としては、嫌われるのだって注目されている証しですからね。ただ、ここ数年は“嫌いな芸人”の順位が落ちてきています」
ちなみに今年の“嫌いな芸人”ランキングは、1位:明石家さんま、2位:石橋貴明(とんねるず)、3位:アキラ100%とクロちゃん(安田大サーカス)、そしてエガちゃんは5位に甘んじているのだ。さんまが1位というのは、ある意味事件だが、同時に“好きな芸人”でも2位に入っている。
「今年、エガちゃんは、まだ地上波に出ていないのではないでしょうか。それでいて5位というのは、立派ですね。やはり露出が少なくなると、存在自体忘れられてしまいますからね」(同)
なぜ、エガちゃんはテレビに呼ばれなくなったのか。
「やはり彼はいまだに、“絶滅危惧種の猛獣”と考えられているんですよ。ファンの間では“実は真面目でいい人”という印象を持つ人も増えているようですが、収録のことを考えると、それとこれとでは別ですからね。コンプライアンスが厳しくなった今、エガちゃんを面白がる演出家がいなくなっているということでしょう」(同)
(中略)
猛獣使いが生まれない
前出の民放プロデューサーは言う。
「ちょうどこの頃、エガちゃんのイメージがぐらつき始めました。11年の東日本大震災で、彼は人知れず、2トン車を運転して救援物資を運んだ。自身は大人しく帰ってくるつもりが、当然SNSなどで目撃情報が広まり、“実はいい人”というイメージが広まり始めた。11年の“嫌いな芸人”ランキングで2位に陥落し、V10が果たせなかったのは、この影響だと言われています。彼はネット番組で、『俺を潰す気か! いい人キャラにするな!』と怒っていました」
その焦りが生んだのか。13年5月25日、タワーレコード新宿店で行われたネット番組「江頭2:50のピーピーピーするぞ」のDVD発売イベントで、全裸事件を起こす。そのまま客席にダイブしたが、なぜか下半身丸出しで観客に胴上げされるという事態に。観客はファンがほとんどだったとはいえ、ライブでもないのに、予想外の展開だった。
だが、これを苦々しく思ったのが警視庁だ。公然猥褻の疑いがあるとしてエガちゃんを事情聴取。書類送検され、略式起訴で罰金20万円が下された。
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Source: 芸能人の気になる噂