[ロンドン／シンガポール ４日 ロイター] – 暗号資産（仮想通貨）ビットコインが４日の欧州時間の取引で６万５０００ドルを突破し、２年ぶり高値を更新した。史上最高値を視野に入れる展開となっている。
朝方の取引で６万５５３７ドルまで上昇。史上最高値は２０２１年１１月に記録した６万８９９９．９９ドル。
年初からの上昇率は５０％。米国で今年、ビットコインの現物に連動する上場投資信託（ＥＴＦ）が承認されたことを受けて、ここ数週間で急伸している。
ＥＴＦの取引は急増。新規の大口投資家の参入に道が開け、最高値を記録した２１年を想起させる熱狂が再燃している。
暗号資産のイーサも、ＥＴＦが近く承認されるのではないかとの思惑で年初から５０％上昇。４日の取引では前日比２．６％高の３５１８ドルと、２年ぶり高値を付けた。
日米の株価(.N225), opens new tab(.SPX), opens new tab(.IXIC), opens new tabは最高値を更新。株式と為替のボラティリティー(.VIX), opens new tab(.DBCVIX), opens new tabは低下している。
分析会社スペクトラ・マーケッツのトレーダー兼社長のブレント・ドネリー氏は「ナスダックが史上最高値を更新している世界では、暗号資産が好調に推移する。ビットコインは依然としてボラティリティーの高いハイテク銘柄の代用品であり、流動性のバロメーター」と指摘。「全てが上昇し皆が楽しんでいる２０２１年型の市場に戻ってきた」と述べた。
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/KPOUS3OQ6BPFBLN6WU6QJFC3WE-2024-03-04/