【ロンドン＝蒔田一彦】デンマークのメッテ・フレデリクセン首相は７日の議会で演説し、１５歳未満のＳＮＳ利用を原則禁止する方針を表明した。１３歳以上については、保護者の許可があれば利用を認める考えも示した。

　フレデリクセン氏は演説で、スマートフォンやＳＮＳが「子供たちの幼少期を奪っている」と批判。「これほど多くの子供や若者が、不安やうつに苦しんでいることはかつてない」と述べ、子供たちの読解力や集中力にも影響が及んでいると指摘した。議会に対し、ＳＮＳ利用に関する法規制を強化する必要性を訴えた。