国内で初めて新型コロナウイルスの感染者が死亡したことについて、加藤厚生労働大臣は感染経路の特定を進めるとともに、今後、感染が拡大することは否定できないとして、医療体制の整備を進める考えを示しました。13日、初めて新型コロナウイルスの感染者が死亡したことについて、加藤厚生労働大臣は記者会見で、濃厚接触者の把握など感染経路の特定を進める考えを示しました。
そのうえで、「国民の皆さんは感染に対する不安を持っていると思う。せきや発熱の症状があり、特に高齢者、基礎疾患のある方で、症状に不安がある場合はそれぞれの地域にある、『帰国者・接触者相談センター』に相談していただきたい」と述べ、まずは各地の相談センターに電話で相談するよう呼びかけました。センターから専門の外来に取り次ぐということです。
人から人への継続的な感染が起きているという認識か質問されたのに対し、加藤大臣は「『流行、まん延している状態ではない』という見解を変えるだけのエビデンス=証拠は持っていない。ただ、拡大していく可能性は否定できないので、そういう状況になっても対応できるよう準備をしている」と述べ、医療体制の整備を進める考えを示しました。
さらに加藤大臣は、和歌山県の病院で医師や患者の感染が確認されたことを受け、感染の拡大を防ぐため、国立感染症研究所などの専門家を病院に派遣する方針を明らかにしました。
2020年2月14日 12時34分
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Source: 稼げるまとめ速報