女性声優に求められる資質とは
現在、第一線で活躍する女性声優に求められるのは演技力ではない。もっとも重要なのは、インフルエンサーとしての資質だ。
『ゲゲゲの鬼太郎』の6代目ネコ娘役などで知られる庄司宇芽香は、6月16日に自身のツイッター上でこの現状について暴露。《フォロワー数、バズりを期待できる人にしたい案件で、仕事場が奪われる。悔しいですね。泣けたな》《バズり力も起用の大きな基準となる昨今のナレーション業界。ビジネスだから数字も大事》などと呟いていた。
「三澤紗千香なども、SNSのフォロワー数によって起用が左右されることを度々嘆いています。今や声優業界では、暗黙の了解と言っても過言ではありません。
出演者のフォロワー数が多ければ、番宣に頼らなくとも作品の知名度を高められるので、アニメの制作サイドがそうした考え方になるのも無理はないでしょう」(アニメライター)
とはいえ、SNSのフォロワーの数は当然演技力とはほとんど関係がない。むしろルックスやアイドルとしての魅力などに直結している。
さらにはセクシー路線に走ることで、発信力を高めようとする声優も多い。
ベテラン声優が苦言を呈す業界
「ここ数年、女性声優が露出の多い写真集を出すようになったのも、そうした業界の仕組みと関わっています。声優本人の意志というよりは、声優事務所側の働きかけが大きいようですが…」(同)
今年2月には、井澤詩織が1st写真集『mascotte』で衝撃の脱ぎっぷりを見せたことで話題に。また『鬼滅の刃』の竈門禰󠄀豆子役でブレイクした鬼頭明里も、セルフプロデュースの写真集『my pace』で大胆な水着姿を披露した。
つい先日には、『アイドルマスター シャイニーカラーズ』の出演声優・礒部花凜が9月19日発売のファースト写真集で水着やランジェリー姿に初挑戦することが明らかになった。
「ベテラン声優の三ツ矢雄二は、昨年11月に出演した『ABEMA Prime』で最近のオーディション事情について語り、『あなたはグラビアに出られますか?』『水着になれますか?』などと確認されることを明かしていました。
もともとそうした風潮があったところに、コロナ禍の影響が重なり、アイドル売りが過激化しているのが現状ではないでしょうか」(同)
“声優は裏方”どころか、もはやグラビアアイドルと区別が付かない女性声優。この動きはどこまで加速するのだろうか。
https://myjitsu.jp/enta/archives/120116
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Source: 芸能人の気になる噂