その日の鈴木は、黒を基調に腕やフードの一部が白いオーバーサイズのパーカーを着て、髪は後ろで1つに結んでいた。マスクこそしているが帽子もかぶらず、見る人が見れば本人とわかる出で立ちだった。
鈴木がスマホを手に待つこと15分、白いBMWのセダンがロータリーに入ってきた。ナンバーの末尾は「81」。鈴木はその車を見つけると、笑顔で歩み寄って車に乗り込んだ。運転席には、親子ほど年の離れた中村雅俊に似た中年男性が座っていた。
「静岡県代表メンバー」としてAKB48に加入
鈴木は2019年10月に静岡県代表メンバーとしてAKB48に加入し、「チーム8」のメンバーとなった。「チーム8」とは、「会いに行けるアイドル」というこれまでのAKBのコンセプトとは異なり、メンバーの方から全国各地のファンのところに「会いに行くアイドル」がコンセプト。AKBに加入する前は「皆川優香」という名前で秋葉原などを中心に地下アイドルとして活動していた。
地下アイドル時代からAKBグループに対する憧れが強く、指原莉乃(28)プロデュースのオーディションに参加したこともある。NGT48の中井りか(23)がサブMCを務めていた「青春高校3年C組」(テレビ東京系)にも”コスプレ大好き!美少女”として出演している。
「AKBへの加入当初から、ファンの間では『フリーアナウンサーの宇垣美里似の美女』と話題になっていました。スリーサイズは公開されていませんが、かなりの巨乳で、NMB48の横野すみれとともにグラビアの“新星2トップ”と呼ばれています。SHOWROOMの配信では度々きわどいコスプレを披露して、“あざといキャラ”も定着している。
その効果もあって人気は右肩上がりで、今年4月に販売が始まったAKB48とハローキティのコラボ商品アンバサダーにも抜擢されました。これからのグループを引っ張る大注目のメンバーですよ」(スポーツ紙記者)
4月1日の夜、男性が運転する車に乗り込んだ鈴木はリラックスした表情で談笑を始めた。駅から車で数分の鈴木の自宅マンション前に車が停まると、鈴木が1人で降りてマンションに入っていった。鈴木を降ろした男性は近くのコインパーキングに車を停め、30分ほど車内で時間を潰した後にようやく車から出てくる。鈴木が入ったマンションのエントランスで鍵を取り出すと自分でオートロックを開け、鈴木の部屋へ入っていった。
この男性は一体、何者なのか。
黒マスクをつけ、えんじ色のチェックシャツの中にはバレンシアガのTシャツがのぞいている。デザイン柄の黒のタイトパンツに白のスニーカーという若者のような格好だ。
実はこの男性の正体は、鈴木がかつて地下アイドルとして活動していたグループ「81moment(エイトワンモーメント)」を立ち上げた40代後半のプロデューサー、S氏。愛車のナンバーに「81」を入れているのも、愛着のあるグループ名の名残だろうか。
「Sはもともとは、竹下通りでギャルモデルのスカウトなどをしていました。スカウトしたギャルモデルたちにブログで美容品のプロモーションなどをさせていたようです。アイドルに関わるようになったのは6~7年前。当時はまだ地下アイドルが今ほど流行っていませんでしたが、『81moment』は界隈で人気になり、メンバーを変えて現在も活動しています。
Sは『81moment』の運営会社の役職にはついていませんが、ながらくグループについての決定権を持つプロデューサーのような立場でした。現場には今も頻繁に顔を出しています」(S氏を知るアイドル事務所関係者)
そのS氏と鈴木は現在、“半同棲”状態にある。取材班が確認した限りでも、4月1日からの1週間の半分以上を、S氏は鈴木のマンションで寝泊まりしていた。
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Source: 芸能人の気になる噂