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【新型肺炎】消費者庁「冷静に」 薬局にマスク求める客殺到
投稿日 2020年1月31日 10:51:19 (マネー総合)
https://mainichi.jp/articles/20200130/k00/00m/040/263000c
薬局にマスク求める客殺到 メーカーは増産体制 消費者庁「冷静に」 新型肺炎新型コロナウイルスによる肺炎の感染が中国湖北省で急速に拡大する中、日本政府は、帰国を希望する現地の日本人らを民間機などによる「ピストン輸送」で退避させる異例の措置に踏み切った。感染症の発生に伴う邦人の大規模な退避は初めてだけに、機内の検疫や帰国後の感染防止策も必要になるなど手探りの対応を強いられ、政府内の混乱ものぞかせた。
専門家 手洗い徹底を
「マスクはないですか」。東京都中央区にある薬局には30日、マスクを買い求める中国人と日本人の客がひっきりなしに訪れた。この日は昼時点で、数百あった在庫を含むすべてのマスクが売り切れた。担当者は「発注をかけているが、入荷の見通しは立たない」と困惑した顔を見せた。
上海から旅行中の両親と共に訪れた留学生の男性(24)は、両親のためにこの数日間薬局を回り50袋のマスクを購入した。「今日は10軒回ったが、3袋しか買えなかった。上海では買える枚数に制限があるから」と話した。
メーカーは増産態勢に入っている。「受注が非常に多く、生産が追いつかない」と話すのはユニ・チャーム(東京)の広報担当。国内で初めて患者が報告された1月16日以降、最大で平常の10倍の受注があり、複数の工場を24時間態勢でフル稼働させる。
医薬品大手の興和(名古屋市)も「数値化できないほどの受注をいただいている」。この時期は例年、インフルエンザや花粉症予防のためマスクの需要が高まるが、今年は新型肺炎の影響で、2月も増産態勢を続ける見込みだ。
愛知県豊橋市のメッシュ製品加工メーカー「くればぁ」の高機能マスクには国内外から注文が殺到している。同社によると、ウイルスや細菌、微粒子の侵入を防ぎながらも通気性が良いのが特徴で、洗えば再利用でき、骨格に合わせたオーダーメードもできる。価格は1万3000円以上。例年、インフルエンザが流行しても1日の注文は20件ほどだが、今年は30倍に増えているという。
消費者庁の伊藤明子長官は29日の記者会見でマスクの買い占めに触れ「一部で需要が増加していると聞いているが、全体的には不足している状況ではない。冷静に対応してもらいたい」と呼びかけた。厚生労働省などは28日、業界団体にマスクの安定供給を要請すると同時に、薬局などの関係団体に過剰な発注や備蓄目的の買い占めは控えるよう求めた。
マスク着用はどれほど効果があるのか。ナビタスクリニック新宿の久住英二医師は「健康な人がウイルス感染を予防できるという根拠はない」と指摘する。ウイルスは小さいため通常はマスクの生地を通過してしまうからだ。ただ、せきやくしゃみなどの飛散は防ぐことができるため、感染した人が着用することで周囲へのウイルス拡散を抑える効果はあるという。
久住医師によると、感染防止策は「こまめに手洗いをするしかない」。外出先から帰宅したらまず爪や指の間、手首まで30秒程度かけてせっけんでしっかりと洗う。ウイルスは目や鼻、喉といった粘膜から体内に入るため、こうした部位に手で触れないように心がけることも重要だという。【竹内麻子、奥山はるな、岡礼子、野村房代、兵藤公治】
2020年1月30日 20時21分(最終更新 1月30日 21時13分)
毎日新聞
水際で防ぎきれていないのが公になってるしな。。。
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Source: 稼げるまとめ速報
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