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みずほフィナンシャルグループ(FG)は21日、ブロックチェーン技術を使った個人向けデジタル社債の発行に向けた実証実験を開始すると発表した。
発表によれば、みずほFGは、ブロックチェーン技術を活用した社債発行に向け、新たなシステム基盤のプロトタイプを開発した。このシステムで、ブロックチェーン上で社債原簿を管理することが可能となり、「発行体が直接投資家の情報を獲得し、接点を持つことが可能になる」としている。
またポイント発行を手掛ける企業とシステムを連携させることで、投資家にポイントを提供することも可能になるという。
みずほFGでは、個人向けデジタル社債を発行することで、新たに3つの価値を提供できるとしている。
1.発行体と投資家が直接接点を持つことが可能
2.個人投資家にポイントの付与等さまざまな特典を提供することが可能
3.小口、小額で個人向け社債のオンライン販売が実現可能
発行体と投資家が直接接点を持つことで、より効果的なマーケットリサーチや広告提供が可能になると期待している。またポイント付与などで、通常の社債にプラスアルファの価値を提供できるとも評価している。
出典:みずほFG発表資料
実証実験を開始
みずほFGでは、協力企業とともに個人向けデジタル社債の実現可能性について検証する実証実験を行う。
2月17日から3月13日までの間に、「発行体」「証券会社」「社債管理者」「システム開発者」「投資家」が参加し、社債の起債から償還までのプロセスを検証していく。
発行体として協力する企業には、ヤマダ電機、オリエントコーポレーション、ファミリーマート、みずほ銀行の4社。
証券会社からは、岡三証券、岡三オンライン証券、松井証券、楽天証券、みずほ証券などが参加する。
社債管理者はみずほ銀行が勤め、システム開発者はみずほ情報総研が担う。各参加企業の社員が投資家となる。
2020年度中の商品化目指す
みずほFGの発表によれば、3月までの実証実験を通じて、技術的側面などの検証を行うほか、法律面や税務面などの整理も併せて検証していく。
商品の実現可能性が検証された後、2020年度中の商品化を目指すとしている。
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Source: Ripple(リップル)仮想通貨情報局