様々な手口で投資家から騙し取り
米証券取引委員会(SEC)はテキサス州在住の夫妻を、仮想通貨の詐欺により総額50万ドルほどを投資家から騙し取ったとして提訴した。
本件は複数の手口による詐欺行為だという。まず、夫妻は短期で高リターンが得られるとして自身の飲料水会社「Teshuater」の偽の株券を売りつけた。
続いて、「Teshuater」と「Teshuer Buisiness Group」を利用し、同社の飲料水製品などの実際の資産に裏付けられていると称する仮想通貨「TeshuaCoin」の販売を行った模様だ。
そして、ビットコインのマイニング投資プログラムとして資金を集めたが、実際にマイニング事業を行っている事実はなく、資金は自身の投機でオプション取引に悪用していたとされる。
また、夫妻は米国投資家だけでなく、世界中にわたる500名以上の投資家から、50万ドル近くの資金を集めた。
実際のプロモーションサイトとみられるサイトでは、Teshaterは「アフリカ系アメリカ人が所有する唯一のアルカリ水企業」であることを謳っており、民族的共感に付け込んだ詐欺であったことが確認された。
SEC側は、永久差し止めの請求と、不正に得た資金の返金と審理前利息などを求めていく方針だ。
こういった仮想通貨関連の詐欺は一般的に『安全・簡単・高利益』などを騙っていることが多く、未知のプロジェクトなどには信頼できる情報源から情報を収集し、精査するリテラシーが投資家にも求められている。
参考資料:https://coinpost.jp/?p=143160
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Source: Ripple(リップル)仮想通貨情報局