SBIホールディングス、英大手銀スタンダードチャータード、ノーザントラストが出資する機関投資家向け仮想通貨保管プラットフォーム「ゾディア(Zodia)」が、香港でのサービス展開を進めている。ゾディアのジュリアン・ソーヤーCEOがCNBCの報道で語った。
ソーヤー氏によれば、香港での仮想通貨需要は小売顧客よりも機関投資家が主体だ。香港は「デジタル資産を未来と見ており、香港をハブにしたい」という政府の意向とゾディアの方向性が一致しているとした。
ゾディアが香港でのサービスを開始するのは、アジアでの事業拡大を進める中での一環だ。
同社は最近、日本、シンガポール、オーストラリアでサービスを開始していた。「これら4つの国以外にも、機関投資家として仮想通貨市場に参入したいと考えている多くのクライアントや見込み顧客がいる。」(ソーヤー氏)
ゾディアは香港でまず限定的な仮想通貨資産のサポートを提供する予定だ。同社は香港証券先物委員会と香港金融管理局との話し合いを進めているという。
ちなみにスタンダードチャータード銀は、ビットコイン(BTC)などの仮想通貨の機関投資家向け保管プラットフォームの設立計画を2020年末に発表していた。
2021年に設立されたゾディアは、2023年4月にSBIホールディングスが主導するシリーズAの資金調達ラウンドで3600万ドルを調達した。同プラットフォームは、BTC、ETHをはじめとする38種類の仮想通貨、およびテザー(USDT)やUSDC(USDC)などのステーブルコインをサポートしている。
参考資料:https://jp.cointelegraph.com/news/standard-chartered-zodia-hong-kong
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Source: Ripple(リップル)仮想通貨情報局