インターネットで特定のホストコンピュータが割り当てられていないアドレス空間をダークネット呼ぶが、この空間で政府や企業などの監視や追跡の可能性からプライバシーを守るサービス(ミキシング)に送られるビットコインが急増しているという。
ブロックチェーン分析企業のクリスタル・ブロックチェーン(Crystal Blockchain)はダークネットの動向調査報告書をまとめ、ミキシングサービスに送信されたビットコインが2020年第1四半期に6700万ドル(約72億円)に達したと述べた。前年同期の300万ドルから著しく増加した。
世界中の暗号資産取引所がマネーロンダリング対策を強化することで、ダークネットにおけるミキシングサービスを利用するケースが増えている可能性があると、クリスタル・ブロックチェーンは指摘する。ダークネット市場では、マネーロンダリング対策を強める取引所からのビットコインの取引量は、前年同期と比べて29%増加しているという。
ダークネットでは、取引を隠ぺいするためにダークネット市場間の取引が行われている可能性があるという。クリスタル・ブロックチェーンによると、ダークネットに流れるビットコインの19%(同四半期)は、他のダークネットを通過していた。この値は前年同期の10%から増加した。
ダークネット市場で取引されるビットコインは(ドルベースで)、2017年以降のどの時点と比較しても増加していると、同報告書は指摘する。
参考資料:https://www.coindeskjapan.com/71866/
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Source: Ripple(リップル)仮想通貨情報局