仮に再び流行が起きても第1波より小規模で抑制可能だろうと大統領
CDC所長の第2波に関する報道を受けコメントトランプ米大統領は22日、ホワイトハウスでの記者会見で新型コロナウイルスの国内流行の先行きについて、状況を見守る必要があるが、一度収まった後、秋に第2波が全く起こらない場合もあり得ると述べた。さらに、仮に再び流行が起きても第1波よりも小規模で抑制可能だろうとも語った。
トランプ大統領の発言は、新型コロナが今後、数カ月ないし数年にわたり米国を脅かし続ける可能性があるとの専門家の見解と食い違う。
大統領は、「われわれは状況を見守るだろう。しかし、全く再流行しないこともあり得る」と発言。仮に再び起きたとしても「前と同じ形にはならず、われわれが封じ込め得る、より小規模なものになるだろう」と語った。
トランプ大統領はこのコメントに先立ち、21日の米紙ワシントン・ポストの報道に言及。米疾病対策センター(CDC)のレッドフィールド所長が米国でこの冬、新型コロナの感染拡大の第2波とインフルエンザの流行が重なり、医療体制は一段と圧迫される恐れがあると警告したとの同紙の記事は同所長の主張を正確に伝えていないと批判した。
同紙へのコメント内容を明確に説明するよう大統領に促されたレッドフィールド所長は記者団に対し、秋に起こり得る新型コロナの流行について「より深刻なものになる」とは言っておらず、インフルエンザシーズンと重なるため潜在的に「より困難」かつ「複雑」になり得ると述べたと釈明。ワシントン・ポストは発言を正確に引用したが、見出しは文脈から切り離されていたと指摘した。
2020年4月23日 12:42 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-04-23/Q97ZJ5DWLU6M01
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Source: 稼げるまとめ速報