24時間365日動き続ける暗号資産(仮想通貨)市場と同じように、一部のトレーダー、特に一部のクジラ(大口保有者)は年末年始も休まなかった。
暗号資産取引データ会社のカイコ(Kaiko)によると、先週(年末年始)は全体的な取引高は減少したものの、一部のトレーダーが暗号資産取引所コインベース(Coinbase)でビットコイン(BTC)の大口取引を行い、コインベースの取引高を急増させたという。
なかでも、注目すべきは12月30日に行われた取引で、ビットコインは一時的に強気に転じた。5ビットコイン以上の取引を取引所別に表したカイコのグラフを見ると、12月30日、コインベースのシェアは45%から68%に急上昇している。
カイコのクララ・メダリー(Clara Medalie)氏によると、これは異常なことだという。コインベースがこれほど高いシェアとなることは「決してなかった」と同氏は指摘した。通常の市場環境では、取引所は日々、比較的安定したシェアを維持している。
「12月は価格が低迷したため、トレーダーは今すぐに大口の買い注文を行おうとしたのかもしれない」とメダリー氏は語った。
TradingViewとコインベースのデータによると、ビットコインは3日間で5万2100ドルから4万6094ドルに下落した後、12月30日に1.4%上昇した。
31日、1日にも大口取引
通常、大口取引を行うトレーダーは、価格に影響を与えてしまうことを避けるために、注文を長い期間にわたって、小口に分割する傾向がある。
メダリー氏は、このトレーダーがコインベースを選んだ理由の1つは、コインベースは取引高が多いためだろうと述べた。
「コインベースはプロ向けサービスを展開し、多くの大口投資家が利用している」(メダリー氏)
30日に続き、オプションが満期日を迎える31日にもコインベースでは大口の売り/買いが見られた。さらに1月1日には、5ビットコイン以上の売りがコインベースのビットコイン取引のほとんどを占めた。しかし、メダリー氏によると、これらの大口取引はコインベースのシェアを上昇させることはなかった。つまり、同じタイミングで他の取引所でも同じような取引が行われたことを意味している。
1月1日に大口の売りが活発化した理由は不明だが、オプションの満期前に取引が活発化することは珍しくない。
参考資料:https://www.coindeskjapan.com/135322/
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Source: Ripple(リップル)仮想通貨情報局