マラソン・デジタルは、ゴミ埋立地から取り出したメタンガスを利用した電力でビットコイン(BTC)のマイニングを開始した。この280kWのオフグリッドのパイロットプロジェクトはユタ州で行われている。
マラソンはこのプロジェクトでノーダルパワーと提携した。ノーダルパワーは2022年11月に設立され、米テキサス州などのゴミ埋立地でメタンガスを利用した電力事業を行っている。同社は8月にシードラウンドで1300万ドルを調達し、データセンターを含む2つのサイトを運営している。
マラソンは声明で、このプロジェクトは「ゴミ埋立地から排出されるメタンガスを回収し、それを電力に変換し、その電力をビットコインマイナーに供給する能力を検証するための取り組みの一部」だという。
マラソンのフレッド・ティールCEOは、「試験プロジェクトの結果が我々の期待に応えるものであれば、この分野での活動範囲を拡大し、ゴミ埋立地の運営者や他の関係者が環境目標を達成するのを支援することを楽しみにしている」と語った。
ビットコインマイナーは積極的に新たなグリーン発電ソリューションを求めている。例えば、ジェネシス・デジタルアセット・リミテッドは、8月にスウェーデンに8MWの水力発電施設を設立している。
マラソンは10月末に、アブダビの「マスダールシティ」に200MWの浸漬冷却施設を開設した。
また10月には、ゴミ埋立地での仮想通貨マイニングが実用的であり、マイナーやゴミ埋立地の所有者、そして環境にとって多くの利点があるという報告書を発表していた。国連によれば、メタンは二酸化炭素よりも環境に対するダメージがはるかに大きいという。
マラソンは今年8月、今年の第2四半期の収益が予想を下回ったと報告した。これは、同四半期に2926BTCをマイニングしたにもかかわらずだ。同社のQ2の収入は前年同期比228%増の1億3280万ドルに上昇した。
参考資料:
https://jp.cointelegraph.com/news/marathon-digital-landfill-methane-mine-bitcoin-utah-pilot-project
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Source: Ripple(リップル)仮想通貨情報局