仮想通貨業界に波及したハッキングと詐欺
2020年7月15日、Twitterは極めて深刻な危機にさらされました。暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)のTwitter公式アカウントが、「クリプトフォーヘルス(Crypto For Health)と呼ばれる組織と提携し、5,000BTCを無償供与する」いうツイートが最初の兆候になっています。クリプトフォーヘルスのサイト(cryptoforhealth.com)には、そこに記載されたアドレスにビットコイン(BTC)を送金すれば、2倍にして返金するとも書かれていました。
その後、Binance最高経営責任者(CEO)のジャオ・チャンポン(Zhao Champong)氏やリップル(Ripple)社のアカウントなどもハッキングに遭い、今度は仮想通貨業界全体に被害が及びました。ハッキングされたアカウントから行われた詐欺ツイートに、クリプトフォーヘルスへのリンクが含まれていないものあり、その場合は送金アドレスが記載されていました。
被害にあったアカウントは、2段階認証(2FA)によるセキュリティ対策をとっていなかった可能性を疑われました。他にも、サードパーティ製のSNS管理ツールの利用や、サイトにアクセスしたブラウザの脆弱性を突いたゼロデイ攻撃であるなど、さまざまな仮説が生まれています。
ハッキングは、Twitterの根幹的なシステムにアクセスできる部内者による犯行で、仕事に不満を持つ一部のエンジニアではないかとも推測されています。その後2時間半ほど経過してから、Twitterのサポートアカウントから、事態の説明と注意喚起のツイートが行われています。
ビットコインへの影響は限定的
ハッキングに関する世界中の報道を受け、仮想通貨のコミュニティでは、今回の事件がビットコインに対してどのような影響を与えるかについて、議論がされています。
その内の大多数は、長期的視点ではビットコインにとってプラスになるという意見を持っていました。ハッカーがビットコインを要求したことによって、ビットコインが中央権力によって覆されない支払方法であることが証明され、また今回の攻撃が宣伝となって、ビットコインの知名度を大きくアップさせたという考えからです。一方で、今回の事件は悪い宣伝材料にしかならず、ビットコインを含む仮想通貨全体の悪用を連想させるという意見もあります。
しかし、今回のハッキング攻撃にさらされた間、ビットコインの価格は驚くほどの安定感を見せていました。分散型金融(DeFi)のスタートアップであるコンパウンドの法務顧問ジェイク・チャービンスキー(Jake Chervinsky)氏も、ビットコインの価格が9,225ドル(約101万4,750円)から9,220ドル(約101万4,200円)へ下落したことを話題にし、ハッキングによる価格への影響が少ないことを示しています。
参考資料:https://coinchoice.net/twitter-hacking-no-effect-bitcoin_202007/
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Source: Ripple(リップル)仮想通貨情報局