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「シリコンバレーの異端児」ピーター・ティール氏が支援するマイニング企業レイヤー1がテキサス州で正式に仮想通貨ビットコインのマイニングを開始した。
テキサス州でのマイニング計画発表から4カ月。サンフランシスコ拠点のレイヤー1がついに動き出した。現在どのくらいの規模でマイニングを行うのか詳細は明かしていないもの、2、3カ月以内に100MWまでスケールアップさせる。
レイヤー1は、まずはビットコインのマイニングに必要な計算力を示すハッシュレートを全体の2%以上獲得する狙いだ。
レイヤー1CEOのアレクサンダー・リーグル氏は、さらに長期的な見通しとして2021年末までにビットコインハッシュレート全体の30%獲得を望んでいる。テキサス州でのマイニング施設のほか、買収済みの他の施設も活用する。
現在、ビットコインのハッシュレートの60%を中国のマイニング勢がコントロールしている。今後、ピーター・ティール氏率いる米国のマイニング勢が中国のハッシュレート独占状態にどの程度食い込むかが注目だ。
リーグル氏は、1つの企業が3分の1近くのハッシュレートをコントロールするリスクについて、ザ・ブロックに対して次のように答えた。
「ビットコインのマイニング業界は、勝者がほとんど総取りの世界だ。我々が30%獲得することによって、以前よりも安定とセキュリティを保証できるようになるだろう。ネットワークにとってかなりの追い風になる」
レイヤー1は、中国系のメーカーであるビットメインやカナンからマイニング機器を購入するのではなく、自社開発を手がけている。ただリーグル氏によると、自社製のマイニング機器は2020年半ばまで準備ができないという。
テキサス州と仮想通貨マイニング
最近、米国のテキサス州でマイニングの機運が高まっている。
昨年10月、世界最大のビットコイン(BTC)マイニング施設を米テキサス州で開設したと発表。ビットメインはテキサス州のオースティン東部に位置するロックデール当局とカナダのDMGブロックチェーン・ソリューションズと提携し、将来的には300メガワット以上の処理能力を目指すと述べた。
また、今年2月14日、SBIホールディングスの子会社であるSBIクリプトがドイツのハイテク企業ノーザンデータAGとテキサス州拠点のデータ企業ウィンストーンと提携を発表。仮想通貨マイニング関連の事業を担うSBIクリプトは、テキサス州にあるノーザン・データの新たなデータセンター施設を使うことになる。
参考資料:https://jp.cointelegraph.com/news/layer-1-started-its-mining-operation-in-texas
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Source: Ripple(リップル)仮想通貨情報局