著名投資家で米NBAバスケットボールチーム「ダラス・マーベリックス」のオーナーでもあるマーク・キューバン(Mark Cuban)氏が27日、昼のTVトーク番組『エレンの部屋(The Ellen DeGeneres Show)』に出演。数百万の視聴者に向けて暗号資産のドージコインを説明し、「宝くじよりもはるかに優れた」投資だと述べた。
「ドージコイン」に加えて、キューバン氏はノンファンジブル・トークン(NFT)にも触れ、「これまでのコレクション品と同じように購入、保有、売却できるデジタルのコレクション品だ」と話した。
同番組の人気司会者、エレン・デジェネレス氏は26日、食料支援団体のワールド・セントラル・キッチン(World Central Kitchen)を支援するために、NFTをオークションにかけているとツイートしている。
『エレンの部屋』の視聴者は約150万人で、その多くは54歳以下の女性だ。同番組でドージコインが取り上げられたことで、ドージコインの人気を高める効果があったかは定かではない。
「暗号資産は投資対象となる資産に過ぎない。ビットコイン(BTC)はデジタル版のゴールドのようなもので、イーサリアム(ETH)は通貨のデジタル版。そしてドージコインは単なるお遊び。だが奇妙なことに、ジョークの暗号資産だったものが、今や価値を持つデジタル通貨になろうとしている」とキューバン氏はデジェネレス氏に話した。
11歳の息子ジェイクも投資
キューバンは、11歳になる息子のジェイクもドージコインに投資しており、一緒に「30ドル分」を購入していると述べた。
「皆が知りたいことは、ドージコインは良い投資かということだろう。私がジェイクに投資させたことには理由がある。必ずしもベストな投資ではないが、投資アプリのロビンフッドで購入でき、ロビンフッドへの登録や取引は無料。それが1つ目の理由だ」とキューバンは述べた。
「2つ目の理由は、1ドージコインは約26セント(約28円)であること。5ドル、10ドル、15ドル使うとしたら、宝くじより優れた投資だ。それに、値上がりする可能性がある。またデジタル通貨になろうともしている。その発端を考えたら、信じられないようなことだ」
キューバンは、ダラス・マーベリックスのストアではドージコインでの支払いを受け付けていると語り、デジェネレスに番組のストア「Ellen Shop」でもそうするよう勧めた。
「ドージコインが最良の投資かと聞かれたら、世界最高のものとは言わないだろう。だが、宝くじよりもはるかに優れており、暗号資産について学び、理解する素晴らしい手段になる」と同氏は続けた。
リサーチ企業ニールセン(Nielsen)のデータを引用したニューヨーク・タイムズの記事によると、『エレンの部屋』の過去6カ月の平均視聴者数は150万人。2020年の同期間の260万人から減少している。
参考資料:https://www.coindeskjapan.com/107107/
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Source: Ripple(リップル)仮想通貨情報局