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赤坂御用地へ向かうため自宅マンションを出る小室圭さん（撮影・会津　智海）＝18日午前
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　秋篠宮家の長女眞子さま（29）との結婚を26日に控えた小室圭さん（30）が18日、東京・元赤坂の赤坂御用地を訪れ、秋篠宮ご夫妻にあいさつし、眞子さまとも3年2カ月ぶりに再会した。この日に合わせて話題の長髪を短くカット。3時間半の滞在でご家族と話し合い、皇室史上異例の“儀式なき結婚”への思いをあらたにした。眞子さまとは結婚当日にツーショットで会見する。

　横浜市の自宅マンションを出た小室さんの髪形はロン毛から一変していた。“ちょんまげ”を切り、さっぱりしたヘアスタイル。紺のスーツ姿で、黒のブリーフケース、白い紙袋2つを両手に持ち、警備の男性に前後を守られるように進んだ。報道陣を見ると一礼したが「今どんな気持ちですか？」などの問い掛けには答えず、宮内庁の用意した車に乗り込んだ。

　赤坂御用地に足を運んだのは、渡米直前の2018年8月4日以来で3年2カ月ぶり。秋篠宮ご夫妻とも、眞子さまとも会うのはその日以来。ただ、面会が行われたのが御用地内の行事に使う「東邸」。宮内庁関係者は「プライベートの場所には入れないと判断された可能性がある」と語る。その場で小室さんは金銭トラブルの対応も説明したほか「秋篠宮さまに眞子さまを幸せにしますと約束したようです」という。

　長く離れ離れだった愛し合う若い2人の再会。本来ならドラマチックな場面も、小室さんの散髪ばかりが注目され、祝福が広がっているとは言いがたい状況下で行われた。政府関係者は「これは小室さんの行動が引き金となってしまった」と表情を曇らせる。そもそも2人が長い期間会えない状況となった理由は小室さんの渡米。目的はニューヨークでの弁護士資格の取得だった。

　2人の婚約は17年9月に内定したが、12月に小室家の金銭トラブルが浮上。祝賀ムードは霧散し、翌18年2月に結婚延期が発表された。トラブルへの対応が求められる中で8月、小室さんはキャリアアップのため海を渡った。眞子さまにふさわしい立場と経済力を付ける狙いがあったとみられるが、秋篠宮さまは11月の誕生日会見で金銭トラブルに「相応の対応」を求めるなど「国民が納得した状況での結婚」を望み続けた。

　皇室関係者は「秋篠宮さまが言い続けたのは、トラブルの対応と国民の理解だが、小室さんとのズレは最後まで埋まらなかった。この約束も果たせていないままだ」とこぼす。3年ぶりの帰国でも結婚に向けた行動より注目されたのは髪形。「小室さんのズレを象徴するようだった」とうなだれた。

　26日の会見は結婚を巡り、国民の信頼を回復する最後の機会となる。この場で秋篠宮さまが求めた「国民の納得」を得る説明ができるのか。「複雑性心的外傷後ストレス障害（PTSD）」と公表された眞子さまを「幸せにする」道筋を示せるのか。秋篠宮さまとのこの2つの約束を果たすことが求められる。