BTC/USDT
ビットコインは下落トレンドにある。負の傾きを示す移動平均線と、マイナス領域にある相対力指数（RSI）は、弱気派が優勢であることを示唆している。しかし、強気派は上昇を再開させようとしているようだ。
BTC/USDTペアは、シンメトリカルトライアングルパターンを形成している。もし強気派が価格を三角保ち合いのレジスタンスラインの上に押し上げて維持できれば、フィボナッチリトレースメント50％レベルの44,750ドル、そして50日単純移動平均線（50,161ドル）への動きを始める可能性がある。このような動きは、下落トレンドが終わった可能性を示唆する。
この仮定に反して、価格が三角保ち合いのレジスタンスラインから下降した場合、価格はトライアングル内での滞在を数日間延長するだろう。三角保ち合いのサポートラインを下抜けした場合は、下落トレンドが再開したことを意味する。
その後、価格を30,000ドルまで引き下げる可能性があり、このレベルが割れた場合、売りが強まり、28,000ドル、さらに20,000ドルまで下落する可能性がある。
ETH/USDT
イーサ（ETH）は、トレーダーが安値を切り上げようとしているため、シンメトリカルトライアングルのサポートラインから急激に反発している。現在、価格は三角保ち合いのレジスタンスラインに挑戦する可能性があり、そこでは弱気派’が厳しい抵抗をすることになりそうだ。
もし強気派が価格を三角保ち合いの上に押し上げれば、ETH/USDTペアは3,362.72ドルの61.8%リトレースメントレベルまで上昇する可能性がある。このような動きは、下値での強い買いを示唆する。3,362.72ドルを上回れば、下落トレンドが終わったことを示す。
しかし、弱気派は簡単には諦めないだろう。下降している20日EMA（2,756ドル）と中間点のすぐ下にあるRSIは、弱気派がやや有利であることを示す。
三角保ち合いのレジスタンスラインから下降した場合、弱気派は価格を三角保ち合いのサポートラインの下に沈めようとする。成功すれば、5月23日のパニック的な安値である1,728.74ドルを再び試すかもしれない。
XRP/USDT
5月29日にXRPは0.88ドルのサポートを下回ったが、弱気派はこの安値を維持することはできなかった。5月30日に0.88ドルを超えて反発し、強気派による強い買いが行われた。
強気派が価格を20日EMA（1.08ドル）以上に推し進めることができれば、0.65ドルで短期的な底値が作られたことを示唆する。XRP/USDTペアはその後、50日SMA（1.32ドル）まで、さらにはダウントレンドラインまで上昇する可能性がある。
このポジティブな見方は、価格が20日EMAから下降に転じると無効になる。そうなれば、弱気派は価格を0.80ドル以下に引き戻そうとするだろう。そうなれば、0.65ドルのサポートに挑戦することになる。
BCH/USDT
ビットコインキャッシュ（BCH）は、685.36ドルを超えて上昇しようとしている。強気派がこの頭上のレジスタンスを超えて価格を維持すれば、20日EMA（821ドル）まで上昇する可能性があり、ここが硬いレジスタンスとして機能する可能性が高い。
もし価格が20日EMAから下落に転じれば、センチメントは依然としてネガティブで、トレーダーが小さな上昇のたびに売っていることを示す。もし、弱気派が価格を600ドル以下に沈めた場合、BCH/USDTペアは468.13ドルまで下落するだろう。
逆に、強気派が価格を20日EMAの上に押し上げれば、需要が供給を上回っていることを示す。これにより、フィボナッチリトレースメント38.2%レベルの919.60ドル、そしてリトレースメント50%レベルの1059.07ドルまでの上昇が始まる可能性がある。
参考資料：https://jp.cointelegraph.com/news/price-analysis-5-31-btc-eth-bnb-ada-xrp-doge-dot-uni-icp-bch
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Source: Ripple(リップル）仮想通貨情報局