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日本で人気じわり、歩いてトークン稼ぐGameFi ──NFTスニーカーでリアルに活動する | サラリーマン力向上まとめサイト
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日本で人気じわり、歩いてトークン稼ぐGameFi ──NFTスニーカーでリアルに活動する

NFTのデジタルスニーカーをアプリで取得して、リアルの世界を歩いたり、ジョギングすると、その活動に応じてトークンを稼ぐことができる。

“イーサリアムキラー”と呼ばれるSolana(ソラナ)ブロックチェーンを基盤に、Web3のGameFiを兼ね備えたライフスタイルアプリとして開発され、12月にリリースされたゲーム「STEPN(ベータ版)」が、日本で注目を集めている。

開発したのは、ジェリー・ホワン(Jerry Huang)氏とヨーン・ロン(Yawn Rong)氏が共同創業したFind Satoshi Lab。ベンチャーキャピタルのセコイア(SEQUOIA)、Solanaベンチャーズ、アラメダ・リサーチ(ALAMEDA RESEARCH)などが出資している。

アンドロイドとiPhone用のベータ版アプリをローンチした12月以降、STEPNのデイリーアクティブユーザー(DAU)は2月21日現在、21000人に増加。そのうち、約35%が日本に居住するユーザーが占めていると、ロン氏はcoindesk JAPANの取材で明らかにした。

同社は、DAU数を6月末までに18万人にする野心的な目標を立てている。今後、アプリの機能を大幅に増やすことで、年末までに120万人のデイリーユーザー数を目指す。

「日本の人たちがより注目してくれている理由は、はっきりとは分からないけれど、とてもシンプルなゲームでありながら、機能的なところが良かったのかもしれない」とロン氏。

STEPNは昨年10月、Solanaが開催したハッカソン「Solana Ignition Hackathon 2021」に参加し、ゲーミング部門で4位に入賞。人がリアルに動き回ることで、トークンを取得する「Move to Earn」のコンセプトが注目を集めた。

STEPNの遊び方と「Move to Earn」のコンセプト

STEPNの楽しみ方はシンプルだ。スマートフォンにアプリをダウンロードした後、アプリ内のウォレットとショッピングカートを利用して、好きなスニーカー(NFT)をソラナブロックチェーンのネイティブトークン、ソラナ(SOL)で購入する。

「Move-to-Earn(体を動かして、遊びながら稼ぐ)」とも呼ばれるSTEPNでは、プレイヤーはスマホを持ちながら町を歩いたり、ジョギングすることで、ゲームトークン(ユーティリティトークン)の「GST(Green Satoshi Tokenの略)」を取得していく。

リアルの世界でスニーカーを履き続ければ、ソールやつま先の部分は消耗する。STEPNのスニーカーも一定の運動量に応じて修理が必要になるが、貯めたGSTをバーン(焼却)するかたちで費やせば、スニーカーをリペアすることが可能だ。

アプリ内のショーケースに並ぶスニーカーを見ると、多くが8SOLを超える値がついている。1SOLは現在、約85ドル。スニーカー1足を購入するのに680ドル(約78000円)が必要になる。

STEPNでは、スニーカー(NFT)を購入しなくてもプレイできる機能が追加される予定だ。スニーカーを所有するプレイヤーが、他のプレイヤーに無償でレンタルできるというもので、借りたスニーカーを利用して稼いだGSTの一部は、貸し出したプレイヤーにも分配される仕組みだ。

また、スニーカーのレベルが上がっていくと、GSTの取得率が上がるように設計されており、プレイヤーがアプリを多く利用するインセンティブとなる。アプリ内ウォレットを通じて、プレイヤーはGSTを他のトークンに交換できる。

STEPNでは、GMT(Green Metaverse Tokenの略)と名づけられたガバナンストークンが発行される。STEPNのホワイトペーパーによると、GMTが暗号資産取引所に上場され、STEPNのデイリーアクティブユーザー数がある一定の規模に達した時に、ガバナンストークンがスタートするという。

ガバナンストークン:分散型組織における取締役会やプロトコル、アプリの将来について、発言権や投票権を得ることができるトークン。

ユーティリティトークン:金銭的価値をもたず、入場券や優待券など、機能的な役割を果たすトークン。他のアセットに交換することで、資産性が生まれる。

夫婦で利用する都内在住ユーザー

都内在住、30代で自営業のかまおさんは、夫婦でSTEPNを利用している。

「STEPNした?」「よしいこう」のような感覚で、生活の一部になっていると、かまおさんは話す。「GSTを稼ぐことを目的にする人がいるかもしれないが、STEPNを利用することで健康意識を高めながら、得をしているイメージ」と、かまおさん。

STEPNの人気が高まっている理由について、かまおさんは、「EARNする部分が完成された状態でアプリをリリースされたことが、大きかったのではないかなと思う。遊び方もわかりやすく、スマホ内でトークン調達も完結でき、ゲーム内でのNFTやトークンの使われ方が明確だった」とコメントする。

アプリ収益の一部を気候変動対策に

(2020年11月、オーストラリア・ニュー サウスウェールズ州で撮影された大規模火災後のカンガルー/Shutterstock.com)

STEPNのもう一つの特徴は、アプリの収益の一部が気候変動の対策に寄付される仕組みだ。ホワイトペーパーには、ガバナンストークンの保有者による投票により、STEPNがブロックチェーン上でカーボンクレジットの購入に充てる金額(利益の一部)を決定すると記載されている。

また、プレイヤーは、取得したゲームトークンのGSTを気候変動対策に寄付することもできる。その場合、GSTは米ドルに連動するステーブルコイン「USDコイン(USDC)」、または法定通貨に変換して、カーボンクレジットを購入することになる(ホワイトペーパー)。

「2020年にオーストラリアで起こった大規模火災は、数十億匹の動物の命を奪い、僕たちはこれまで以上に真剣に気候変動について考えるようになった」とロン氏は話す。「昨年に大成功をおさめたGeme-FiのAxie Infinityにも、強く影響を受けた」

ホワン氏とロン氏はシドニーに居住し、近所付き合いが長い間柄。ホワン氏がゲームの開発者で、ロン氏はクリプトに特化したベンチャーキャピタリストだ。2人が創業したFind Satoshi Labには現在、40名を超えるスタッフが働いている。

参考資料:https://www.coindeskjapan.com/139984/ 

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Source: Ripple(リップル)仮想通貨情報局

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