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静かすぎる仮想通貨ビットコイン相場…背景にHFTの増加?
投稿日 2020年7月22日 18:00:30 (仮想通貨)
仮想通貨ビットコイン(BTC)相場が最近静かだ。いや、静かすぎるかもしれない。
14日、ビットコインのボラティリティ(変動幅)の水準が2017年以来の水準まで低下した。過去数週間でみるとビットコインはチェインリンク (LINK)やカルダノ(ADA)などアルトコイン勢いに押されている。
仮想通貨取引所ビットフィネックスの最高技術責任者(CTO)であるパオロ・アードイノ氏は、コインテレグラフジャパンに対して、HFT(超高速取引)の増加がビットコイン価格のボラティリティの低さの背景にあるのではないかと指摘した。
(出典:Coin 360「ビットコイン/米ドル(1ヵ月)」)
ビットコインは過去1カ月、ほぼ横ばいで推移している。
アードイノ氏によると、過去数ヶ月間、HFT取引が仮想通貨業界で増加しており、それが最近のビットコインの低いボラティリティの大きな要因になっている。
「仮想通貨業界は(株式市場で)HFTが流行った古い時代に逆戻りしたようだ。ゼロサムゲームになる前の状態だ。仮想通貨業界ではHFT企業は比較的単純な方法で大金を手にすることができる。例えば仮想通貨取引所間のアービトラージ(裁定取引)や取引所間のスプレッドを利用するやり方だ」
HFTと仮想通貨
HFTは、アルゴリズムを使った取引で大量の注文を1秒足らずで実行できるトレーディング方法。仮想通貨業界には長年存在していたが、最近は米国ウォール街で「レジェンド」と呼ばれる投資家のポール・チューダー・ジョーンズ氏がビットコイン投資を明らかにしたように、機関投資家が仮想通貨業界に参入。HFTの普及の後押しになっている可能性がある。
実際、「仮想通貨HFTのハブ」と主張するビットフィネックスは、ビットフィネックスの取引高の80%〜90%がHFT企業による取引であることを明らかにした。ビットフィネックスはマーケット・シナージーとパートナーシップを締結し、「機関投資家標準の仮想通貨の接続可能性」を提供している。
ビットフィネックスは、HFTの増加は「デジタル資産領域における成熟化」が加速していることを示していると分析した。
しかし、なぜHFTの増加によってビットコインのボラティリティが低下するのだろうか?
アードイノ氏は、HFT増加による流動性の増加によってボラティリティが下がると説明した。
「ビットコインが確立した資産クラスになるということは、仮想通貨に関する高いレベルのボラティリティが低下することを見込めるということだ」と同氏は解説。「一般的に流動性とボラティリティには逆相関が働いている(つまり、流動性が高いほど価格のボラティリティは下がる)」と述べた。
「HFT企業の仮想通貨業界における存在感の増大によって仮想通貨は取引所により多くの流動性をもたらした。オーダーブックの両サイドには十分な注文が出されるようになり、マーケットは効率化。ビットコインにおける長期にわたるボラティリティ低下につながっている」
ビットコインは、短期間で激しく動くことで有名だ。昨年、ファンドストラット代表のトム・リー氏は、ビットコインの大半のプラス幅はその年の10日間のトレーディングでもたらされていることを指摘した。
仮想通貨業界におけるHFT普及によって「ベストは10日間ルール」が変わりつつあるかもしれない。
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Source: Ripple(リップル)仮想通貨情報局
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