1 名前:puriketu ★:2021/05/04(火) 06:43:20.03 ID:G9f4na8h9
宗一郎さんは指定された時間に、敦美さんに電話をしました。
「交際希望、ありがとうございます」
「こちらこそです。お話も楽しかったし、お仕事のできる男性は違うなと思ったんですよ」
そんな褒め言葉に宗一郎さんはとてもうれしくなりました。
「早速ですが、週末、ランチしませんか? 敦美さんは和食が好きだとおっしゃっていましたよね。どこかおすすめのお店はありますか?」
「私、一度行ってみたかったお店があるんです。『○○』という名前の、すし懐石のお店なんですけど」
これまで、仕事ばかりしてきた宗一郎さんは食には疎く、お昼はチェーン店の牛丼やカレー、コンビニ弁当で済ませることがほとんどでした。
「分かりました。『○○』ですね。僕は有名店とかおいしいお店とか全く知らないので、これからいろいろ教えてください。そのお店を予約しておきますね。土曜日の12時でいいですか?」
こうして電話を切り、早速、そのお店をネットで調べてみました。すると、そこは超高級店で、ランチのすし懐石は1人1万2000円でした。
「えっ、1万2000円? 牛丼なら30杯食べられるぞ」
とはいえ、そんなセコい考えだと結婚もできないと思い直し、早速、その店を予約しました。
しかし、一晩眠ってよくよく考えてみたら、最初のデートで高級店を指定してくる女性は先が思いやられる気がしたのです。既にランチを約束してしまったので、その日は会うことにしましたが、それを終えたら、「交際終了」を出そうと思いました。
https://otonanswer.jp/post/88051/
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Source: 痛いニュース