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VRでビットコインイベントに参加、それでも体調を崩した | サラリーマン力向上まとめサイト
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VRでビットコインイベントに参加、それでも体調を崩した

人間の弱点には際限がない──バーチャルな世界でも。

私は3月8日、ビットコイン支持者ウディ・ウェルトハイマー(Udi Wertheimer)氏がMITビットコイン・エキスポ(MIT Bitcoin Expo)向けに開催したVR(バーチャルリアリティ)イベントに参加した。

午後、ケンブリッジに小旅行する代わりに私は南カリフォルニアでバーチャルゴーグルを身に付け、「非決定性ビットコインスクリプト」や他のサイファーパンクな対話の世界に入り込んだ。

コロナウイルスの流行が、バーチャルイベントはウイルスを交換しあう現実世界のイベントに代わる実行可能な手段であるという興奮を高めているにもかかわらず、それでも私は体調を崩した。

だが、私の敵はもっとありきたりなものだった。乗り物酔いだ。

「現実世界に集まった勇気あるすべての人に乾杯」とカサ(Casa)のCTOジェームソン・ロップ(Jameson Lopp)氏はMITに集まった、まばらな聴衆に呼びかけながらスピーチを始めた。

正直に言って、安全(かつ快適)な自宅からテックイベントに参加できることはかなりクールだ。これまでのところ、50あまりのテックイベントが中止、延期、あるいはオンラインプラットフォームに移行した。

前進のためにハッカソンやイベントに長く依存してきたブロックチェーン業界にとって、これは大きな数字だ。

VRでイベントに参加

ヴェルトハイマー氏のVRイベントはモジラ・ハブ(Mozilla Hubs)上で稼働していた。MITエキスポ向けの4時間のVR「アフターパーティー」が開催されたVRChatなどの他のプラットフォームに比べると、かなりバグの多いプラットフォームだ。

私の体験はサンフランシスコの(今や延期された)ビットコイン 2020(Bitcoin 2020)よりも、ハリーポッターのアズカバン刑務所に近いものだったと言えるだろう。

モジラ・ハブはデスクトップ、あるいはVRゴーグルの2つのプラットフォームで使える。まず私はその前の1週間で慣れ親しんでいたデスクトップ版にログインした。

これはパルテノン神殿の前でドーナツに扮した私の画像だ。

VRの世界では何にでもなれる。

モジラ・ハブの現状は、特にデスクトップ版は完全なVRシミュレーションではなく、より概念実証的なものであることを指摘しておくことは重要だ。

動き回ったり、参加者に話しかけたり、瞬間移動すら可能だが、依然としてラグは深刻で、25人ほどがバーチャルルームに加わるとクラッシュする。

私が参加したVRグループは、このプラットフォームを再び利用する予定はない(だがモジラはこのプロダクトをSXSWなどのイベント主催者向けに宣伝している)。

「ジェームソン氏が加わった時、音声の深刻な問題が発生していた。一部の人の声しか聞こえていなかったので、少し混乱していた。それでもとても楽しかった」とヴェルトハイマー氏はCoinDeskに語った。

担当編集者に交渉し、私はこのイベント向けにアマゾンで購入できる最も安価なヘッドセット、オキュラス・ゴー(Oculus Go)を購入した(アマゾン・プライムで約150ドル、現実世界から離れることがこれほど安く済んだことは今までにない)。

オキュラスをモジラ・ハブに接続し、私は再びMITエクスポのホールに入った。というよりも、ホールの約60フィート(約18m)下に向かうことになった。

なぜかイベントステージの下に潜り続けてしまった。

バーチャルな世界で生き埋めになることは、泥の中に潜るほど息苦しいものではなかった。だが楽しいものでもなかった。

私はバーチャルなテントと30人ほどのアバターのゲストの下に閉じ込められたように感じた。もう、動くことはできなかった。

私のコントローラはエクスポ会場を出て新しいアバターのキャラクターを選ぶ時にはいつでも動いていたのに、イベント会場の中では役に立たなかった。

私はアパートの中をグルグル回りながら、クリックすべきバーチャルボタンを探すことになった。そしてそんな私を、背景の山の遅延した画像と、遠くの方から響いてくるビットコイン・スクリプト言語に関する議論が迎えてくれた。

新型コロナウイルスは入院が必要となる深刻なターニングポイントまでは無症状だと医療専門家は警告している。私のVR体験も同じような警告を発した。

予想外なことに、エキスポ開始から30分ほどで吐き気に襲われた。それでも私は続けることにした。

私の決意は長続きしなかった。

もしかしたらデジタル世界は現実世界よりも大変かもしれない。私は会場テントの入口に向かおうとした複数回の(失敗に終わった)試みの後、VRの世界を捨て、現実世界の快適さに戻ってきた。

ビットコインとVRの将来性

ビットコインと同様、VRもまだ大きなステージに立つ準備ができていない。ずっとそうかもしれない。

VRの限界は依然としてかなりはっきりしている。格好悪く、高価なハードウェアと、ユーザーの方向感覚を失わせ、酔わせてしまうことで知られる未成熟なソフトウエアが組み合わされている。ただ、嘔吐物がデジタル世界に移動しないことは有り難い。

VRChatなどほとんどのVRアプリケーションは、クラッシュせずに数百人以上の参加者に対応することはできない。モジラ・ハブが対応できるのはわずか30人ほど。また、自分がやっていることは完全に正気なのかという小さな声が頭の片隅に響く。

「すべてのVR体験が同じではない。特に我々が今回使ったプラットフォームは、バーチャルスペースに加わることを許可された人数の上限を超えてしまうと、パフォーマンスに問題があるようだった」とロップ氏はメールでCoinDeskに伝えた。

「しかし一般的に、現実世界では不可能な興味深い機能を実現するプラットフォームもある」

“Kudos to all of you brave souls who are still in meatspace with us, and a special welcome to those of you currently in virtual reality, I’ll be meeting up with you shortly after”@lopp at @MITBitcoinClub Expo

Join the next meetup: http://t.me/VRbitcoin 

Udi Wertheimer さんの他のツイートを見る

「現実世界に集まった勇気あるすべての人に乾杯、そして今、VRで参加している皆さん、ようこそ。すぐに会いに行きます」

VRの世界には確かに希望の兆しが見えている。

ヴェルトハイマー氏は、参加者は1対1の対話でカンファレンスの講演者に話しかけることを、より快適に感じたと述べた。現実のカンファレンスにはあまり参加しないプライバシーを気にする参加者たちも匿名で喜んで参加した。

「隣の人が相づちを打ち、身振り手振りで説明し、そして、あなたが説明する様子を見ている。シンプルに聞こえるが、こうしたことが、大半のオンラインでのやり取りよりも、VRのやり取りをより『人間味あふれる』ものに感じさせてくれる」とヴェルトハイマー氏はCoinDeskに語った。

ビットコインと同じように、中止されたイベントが増え続けるにつれて、VRイノベーションも大きく成長すると期待されている。その欠点にもかかわらず、VRは仮想通貨のためのテントを大きくする魅力的な方法であり続ける。

明らかに、吐き気はコロナウイルスに勝る。

「新型コロナウイルス流行のなか、数十のテックイベントがキャンセルされ、MITとウディ・ウェルトハイマー氏はVRでビットコイン・エキスポ2020を開催した。結果は、CoinDeskのフォクスレイによると……吐き気だった」

参考資料:https://www.coindeskjapan.com/43322/ 

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Source: Ripple(リップル)仮想通貨情報局

masakatsu7733: